ガストニア

更新日:2019年04月12日

  • 学名 Gastonia burgei

  • 由来 (発掘研究に貢献した)ロバート・ガストンにちなむ

  • 分類 鳥盤類 鎧竜類(=曲竜類)

  • 時代 前期白亜紀

  • 産地 アメリカ ユタ州

鎧竜類は植物食恐竜で、顎に隙間なく小さな歯が並んでいる。鎧竜類はその名のとおり、体の表面が鎧状の皮骨(皮膚の中にできる骨)によって覆われており、ガストニアでは腰全体を覆う板状の皮骨、尾の左右に並ぶ三角形の皮膚、そして肩には大きなスパイク状の皮骨が発達している。こうした皮骨の形状は、イギリスの前期白亜紀の鎧竜類であるポラカントゥスと類似している。しかし、頭骨には先端部真ん中の切れ込み(前上顎骨ノッチ)が広く浅いなど、他の鎧竜類に見られない特徴がある。

2010年、篠山層群大山下層(約1億1000万年前)の岩砕を活用した一般向けの化石発掘体験会に参加した小学生により、1本の歯が発見され、その後の研究で鎧竜類のものであると発表された。

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